甘酸っぱくて濃厚の極み。
甘辛の外れ値「日本酒度 −22度」を体験してみませんか?
✔ おすすめの人
ジュースみたいな濃厚甘酸っぱい日本酒が飲みたい方
年間180本の日本酒を飲む私が、日本酒のリアルなレビュー、おすすめの人やシーンを紹介します!
味や香りの特徴
銘柄 | 飛良泉(ひらいずみ) 山廃純米マル飛No.77 限定生酒 |
酒造元 | 株式会社飛良泉本舗 / 秋田 |
特定名称 | 純米酒 |
精米歩合 | 60% |
香りの強さ | ★★★☆☆ |
味の濃さ | ★★★★★ |
甘味 | ★★★★★ |
旨味 | ★★★☆☆ |
酸味 | ★★★★★ |
キレ | ★☆☆☆☆ |
飛良泉は他の銘柄も飲みましたが、どれも「甘酸っぱくジューシー」。
若い世代に支持されるタイプです!
ちなみに「山廃」というのは日本酒の製法の一つでとても手間ひまがかかる伝統的な手法です。
山廃で作られた日本酒は酸味が強く出る傾向があります。
さらに、飛良泉 山廃純米マル飛No.77は多酸性のNo. 77酵母を用いて醸造した「酸ましまし」の日本酒です。
日本酒度「−22度」とにかく甘酸っぱい
日本酒度は「−22度」。
平均的な値が0.0~+5.5 *なので、いかに飛び抜けた数値であるかがわかります。
日本酒度が大きくマイナスに傾いている場合は、めちゃめちゃ甘口。
もうピチピチジューシーすぎて、ジュースみたいです。
口に入れた瞬間、甘味と酸味を強烈に感じて、口の中を華やかに染めながら喉に落ちていきます。
酸味は確かに普通の日本酒と比べて圧倒的に強いです。
一方で、甘味も負けず劣らずついてきているので、良いバランスを取っています。
結果として酸味だけが変に飛び抜けているわけではなく、「甘酸っぱい」という美味しさに行き着いています。
*出典:灘酒研究会
そして濃厚どっしり
全体の味は濃い目です。
濃厚な甘酸っぱさを存分に感じることができます。
とはいえ、昔ながらのガツンとした日本酒のような味とは違って甘酸っぱいので、独特の臭みは全く感じません。
いさぎよく、飲みごたえのあるどっしり感です。
生酒のフレッシュ感も
濃厚なんだけど生酒のフレッシュ感があります。
舌にべたべたと重い感じではなく、ジューシーで濃い甘酸っぱさが駆け抜けていくようなイメージです。
生酒は、飲んでいると生臭さを感じることがあるのですが、飛良泉 山廃純米マル飛No.77はそれがほとんど気になりませんでした。
生酒のいいとこ取りという感じです。
おすすめの人:濃厚で甘酸っぱいデザート日本酒を探している方
これは迷うことなく、食事とは別で飲みたい。
デザート日本酒として飲みたいタイプです。
甘酸っぱいので、塩辛や生ハムなど塩辛いおつまみよりは、漬物などのさっぱりしたものや、甘いものが好きな方は和菓子やチョコなどスイーツも相性がいいです。
おすすめしない人:キリッと辛口硬派な日本酒が好きな人
飛良泉 山廃純米マル飛No.77は「キリッと辛口な昔ながらの日本酒」とは対極の存在。
日本酒度「−22度」の超甘口という、かなりぶっ飛んだポジションの日本酒です。
「日本酒は水みたいに、味がしないのが好き」という方にとってはさすがに濃すぎ、甘酸っぱすぎると思います。
まとめ
銘柄 | 飛良泉(ひらいずみ) 山廃純米マル飛No.77 限定生酒 |
酒造元 | 株式会社飛良泉本舗 / 秋田 |
特定名称 | 純米酒 |
精米歩合 | 60% |
香りの強さ | ★★★☆☆ |
味の濃さ | ★★★★★ |
甘味 | ★★★★★ |
旨味 | ★★★☆☆ |
酸味 | ★★★★★ |
キレ | ★☆☆☆☆ |
✔ おすすめの人
ジュースみたいな濃厚甘酸っぱい日本酒が飲みたい方