日本酒は毎年、毎シーズン発売されるお酒が一期一会です。
日本酒は酵母などの「生き物」のはたらきによって造られるため、毎回全く同じ味に仕上げるのは難しいからです。
有名なワイン銘柄ボジョレーヌーボーも「今年の出来は○○!」などと表現されるように毎年違った味になっていますよね。
さらに日本酒は年ごとだけではなく、季節ごとでも違った味のお酒が発売されます。
タイミングを逃してしまうと一期一会の日本酒に出会えなかった、ということに、、、
日本酒の年間スケジュールをチェックして期間限定日本酒との一期一会を逃さないようにしましょう!
日本酒の年間スケジュール
期間限定の日本酒
ある季節しか販売されない「期間限定」日本酒は大きく分けて3種類。
- 新酒
- 発売時期:11月〜3月
- ゴールデン期間:12月〜1月
- 夏酒
- 発売時期:6月〜9月
- ゴールデン期間:7月〜8月
- ひやおろし
- 発売時期:9月〜11月
- ゴールデン期間:9月〜10月
ゴールデン期間というのはその期間限定酒が特に美味しく感じる期間です。ゴールデン期間中に購入して飲むことができると最も旬な状態で日本酒を楽しめます。
これらの期間限定の日本酒は出荷本数が限られるものが多いので、旬な時期を逃さないためには発売直後を狙って購入するか、もしくは予約購入という手もあります。
例えば、新酒は1月から発売になるものが多いですが、11月くらいから酒販店やネットショップで予約販売が始まることがあります。
特に人気の銘柄は発売直後に完売となってしまうこともあるので、時期が近づいて来たらチェックして予約するのがおすすめです。
【24年11月】今が旬!飲みごろな日本酒♪
24年11月現在は、新酒の季節です。
まだゴールデン期間ではないので、予約販売が中心です。
いち早く入手したい方は、下記をチェック!
2024年新米仕込み新酒「あさ開き」
※ご予約24/11/14(木)以降
ふるさと納税が余っている方、急いで!
“超”期間限定酒
”超”期間限定とも言えるものも発売されます。
代表的なものが「干支ボトル」「立春朝搾り」です。
干支ボトル
干支ボトルはその年の干支がデザインされたラベルやボトルに主に新酒が入ったものです。
例えば筆者が2021年に購入したのがこちらです。
新政 令和三年度 新年純米しぼりたて 生酒
2021年の干支である丑(うし)のモチーフがラベルに刻まれていますね。
こちらの干支ボトルには新政酒造ゆかりの太平山三吉神社で御祈祷してもらった絵馬がついてきました。
家運隆盛、商売繁盛の神社とのことで、ご利益がありそうです。
お正月にその年の干支ボトルで飲むお酒は格別です!
立春朝搾り
立春朝搾りは立春の日である2月3日の朝に搾られたお酒です。
一年のうちでたった1日しか製造されない非常に貴重なお酒ですね。
筆者が2021年に購入したのがこちらです。
仙禽(せんきん) 立春朝搾り 純米吟醸生原酒
とてもジューシーで香り高いお酒でした。
2月3日に搾って、私の手元に届いたのが2月15日でした。
立春朝搾りはとてもタイムリーな日本酒であるため、他のお酒に比べて手元に届くまでに期間が短いです。
日本酒は瓶に詰められた後もどんどん味が変化していきます。一般的には「老香(ひねか)」と呼ばれる燻製(くんせい)のような熟成されたちょっとクセのある味や香りに変化していってしまいます。
手元に届くまでの期間が短いと、フルーティで華やかな香りや、澄んだジューシーな味わいをそのまま楽しむことができます。
まとめ
今回は日本酒の年間スケジュールについてまとめました。
- 新酒
- 発売時期:11月〜3月
- ゴールデン期間:12月〜1月
- 夏酒
- 発売時期:6月〜9月
- ゴールデン期間:7月〜8月
- ひやおろし
- 発売時期:9月〜11月
- ゴールデン期間:9月〜10月
日本酒は季節ごとに違った味わいのお酒が発売されます。時期を見極めて「旬」な日本酒を楽しみましょう!