【飲み比べ】若戎 義左衛門 G-collection 純米吟醸 生原酒 2021

日本酒レビュー

若戎酒造から発売された限定販売シリーズ「義左衛門 G-collection 純米吟醸 生原酒 2021」

このコレクションは、酵母違いの銘柄
同じ酒蔵さんが4種類の酵母を、それぞれの銘柄に使用しているのが特徴です。
同じ酒蔵さんの酵母違いの銘柄なので、酵母ごとの特徴がダイレクトに感じられるシリーズ。

コレクションは全部で4種類。
「MK-○○」が酵母の種類を表します。

  • GREEN 「MK-1」
  • BLUE 「MK-3」
  • ORANGE 「MK-5」
  • PURPLE 「MK-7」

今回はGREEN、BLUE、PURPLEについて飲み比べレビューをします。
(ORANGEは入手できず、、、)

年間180本の日本酒を飲む私が、日本酒のリアルなレビュー、おすすめの人やシーンを紹介します!

コレクション共通の特徴

銘柄若戎 義左衛門(わかえびす ぎざえもん) G-collection 純米吟醸 生原酒 2021
酒造元若戎酒造 / 三重
特定名称純米吟醸(コレクション共通)
精米歩合60%(コレクション共通)
アルコール度数16度(コレクション共通)

まず、義左衛門 G-collection全体に共通する特徴は、
黒糖のようなコクのあるカラメル風味があること。

他の義左衛門も飲んだことがあるのですが、やはり黒糖のような風味がある。
飲み口はキリッ!としているのに、実は結構コクのある甘味。特に、ごくん、とする瞬間に黒糖を感じます。

瓶もデザインも名前もかなりシャープな印象なのですが、中身の味はちょっと印象が違っていて意外な感じです。

それぞれの特徴

銘柄GREEN「MK-1」BLUE「MK-3」PURPLE「MK-7」
ジャンル(※1)甘うま系甘うま系甘酸っぱい系
特徴味が濃くて旨酸っぱい派手な味シャープさとコクのあるラムレーズン感が両立している刺激的な酸味が主役。寝かせると穏やかな甘旨に変化。
香りの強さ★★★★★★★★☆☆★★★★☆
味の濃さ★★★★★★★★☆☆★★★☆☆
甘味★★★☆☆★★★☆☆★★☆☆☆
旨味★★★★☆★★★★☆★★★☆☆
酸味★★★★☆★★★☆☆★★★★★
キレ★☆☆☆☆★★☆☆☆★☆☆☆☆
おすすめ料理(※2)魚料理野菜料理貝料理

※1:ジャンルは、フルーティ、甘酸っぱい、バランス良し、甘うま、すっきり、キリッと辛口、ガツンと日本酒の全7種類から策定
※2:おすすめ料理は若戎酒造HPより

GREEN「MK-1」

GREENは、とにかくいろんな味が濃い!旨味強いし、酸味強いし、義左衛門に共通する黒糖みたいな甘味もするし。そして最後はほろ苦さが残る。もうどんちゃん騒ぎです。
こんなに派手な日本酒はかなり珍しい。淡麗辛口とか何の話?っていう感じです。

蔵元さんのチャートだと、比較的味が薄い位置づけですがかなり味濃く感じました。チャート的にもっと味が濃いとされているPURPLEよりも全然濃く感じました。

BLUE「MK-3」

BLUEは、3種類の中ではおとなしい。味はそれほど濃くなく、味覚のバランスも良い。余計な味がしない分、義左衛門らしいコクのある味が際立っていてまるでラムレーズンのよう。また、チャートで示されている通り、3種類の中では香り高いタイプです。

BLUEはチャート通りという感想です。

PURPLE「MK-7」

PURPLEは、酸味が強い!まず香りから、え?ヨーグルト?っていうくらいの酸味を感じる。飲んでも、もちろん強い酸味を感じる。黒糖みたいな甘味とこんな強い酸味が共存しているのが面白いです。ただ、開栓時から一転、寝かせるとこの尖った酸味が丸くなり、穏やかな甘旨に変化。まろやかな味になります。

チャートでは比較的味が濃い位置づけです。濃いといえば濃いのですが、それよりも酸味の印象が強いです。

まとめ

今回は義左衛門 G-collection 純米吟醸 生原酒 2021飲み比べレビューをしました。(ORANGE入手できず残念、、、)
全てに共通して黒糖のような風味があります。GREENは濃厚で派手、BLUEはおとなしくバランスが良い。PPURPLEは開栓時の尖った酸味と寝かせた後のまろやかさのギャップ。

それぞれ個性が出ていて面白いお酒でした。

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