こんにちは!
かりこです。
年間180本の四合瓶を飲む日本酒大好きな人です。
「日本酒が好きになってきたけど、選び方がよくわからない」
「いつもなんとなくで選んで失敗してしまう」
そんな日本酒初心者〜中級者さん向けに日本酒の選び方やおすすめ銘柄を紹介しています。
今日は
「何%がいい?アルコール度数と味の関係」
というタイトルで記事を書いていこうと思います。
結論:14-17%はみんな一緒
日本酒のアルコール度数は15%前後。
アルコール度数と味との関係についていうと、
結論、14-17%はほとんど味の違いがありません。
銘柄によって15%、17%など若干の違いが気になるかもしれませんが、この程度の範囲では味にはほとんど影響しません。
15%前後ならアルコール度数よりも個性の方が際立ちます。
アルコール度数がたとえば17%とか、高めのものを見ると「ツンとした刺激がありそう」と思われる方もいますが、そんなことはありません。
それよりはその日本酒自体の味、つまりキレの良さや酸味、甘味のバランスで味が決まってきます。
15%で、キレがよくさっぱりした味のものと
17%で、もったりとした飲み心地のものとを比べると、
15%のキレがいいものの方がぴりっとした刺激やあと残りしない感じがします。
この2種類を目隠しで飲み比べしたら、15%のキレがよくさっぱりした味の方が「アルコール度数が高い」って答えてしまうかもしれません。
そのくらい、14-17%での違いは味にはあまり影響がありません。
18%以上は「辛口」の銘柄が多い
一方、18%以上になると辛口の銘柄が多くなります。
「辛口」と聞くと、とうがらしのようなスパイシーさと勘違いしてしまいますがそうではありません。
日本酒で言う辛口は、糖分(=甘味のもと)が少なくすっきりした味わいであることを指します。
では、なぜアルコール度数が高い銘柄は辛口が多いかというと、以下の通りです。
- アルコール度数が高い→アルコール分がたくさん含まれている
↓ - アルコール分は、酵母が糖分を食べてアルコール分に変換することによって作られる
↓ - たくさんアルコール分を作るためには、酵母がたくさん糖分を食べる必要がある
↓ - 糖分が少ない=「辛口」になる
また、アルコール度数が18%以上になると、アルコール由来の刺激もかなり感じるようになってきます。お好きな方にとってはたまらない刺激です。
また、辛口の日本酒はお刺身などの少し臭みのある食事とも合うのでおすすめです。
ただし、アルコール度数18%以上の日本酒はかなり珍しく、探さないと簡単には見つけられません。
>アルコール度数18%の日本酒
自分の酔い加減をコントロールする目安にしよう
日本酒はビールやワインなど他の醸造酒と比べるとアルコール度数が高めです。
14-17%であればアルコール度数は味にはさほど関係しませんが、
度数が高いお酒は当然といえば当然なのですが、
はやめに酔っ払います笑
体感的には17%のお酒を1合、2合と飲み続けていると割と早めに酔っ払うイメージですね。
特に、普段ビールやサワーなどの数%程度のお酒に慣れている方は注意してくださいね。
初心者やお酒に強くない方は低アルコール日本酒がおすすめ
「お酒は好きだけどそんなに強くないからすぐ酔っ払っちゃう」
そんな方にぴったりなのが低アルコールの日本酒です。
14-17%程度は味にほとんど違いがないと話してきましたが、さすがに13%以下になると低アルコールの分類になります。
味わいもアルコール由来の香りや刺激がかなり少なくなって「ライスワイン」と表現するのがぴったりなイメージになります。
例えば、Tehajime(兵庫県:富久錦株式会社)
出典:KURAND https://kurand.jp/products/tehajime
こちらはアルコール度数 8%です。
Tehajime(=手はじめ)という名前の通り、日本酒初心者の方に特におすすめの一本です。
口に含むとピチピチジューシー、
弾けるような甘酸っぱさが駆け巡ります。
まるで柑橘系のフルーツジュースを飲んでいるかのような味わいにも感じます。
低アルコールのため、普段ビールやサワーを飲んでいる方や日常的には飲まない方でもするすると飲めてしまうお酒です。
さらさらとした飲み心地は食事と一緒でも良いし、
ここまで甘酸っぱければデザート感覚で食後に一杯、という飲み方もおすすめですね。
パッケージもおしゃれでテンションが上がりますね!
2020年にデザインリニューアルされたばかりです。
女性同士で開く家飲み、ホームパーティなどのシーンで持参しても喜ばれること間違いなしですね。
まとめ
今日は、アルコール度数と味の関係というタイトルでお話ししてきました。
・14-17%はみんな一緒。味わいにはあまり関係がない
・とはいえ、アルコール度数が高いほど酔っ払いやすい
・アルコール度数は自分の酔い加減をコントロールする目安にしよう
・最近は13%以下の低アルコールも出現
・アルコール由来の香りや刺激が少なく日本酒初心者におすすめ
・特におすすめの銘柄は Tehajime
・柑橘系のフルーツジュースのような甘酸っぱさ
いわゆるThe 日本酒を選ぶならば14-17%の範囲ならほとんど味への影響は感じません。
お酒にあまり強くない方や日本酒初心者の方は13%以下の低アルコール日本酒を選んでみてくださいね。
ぜひいろんな銘柄を飲んで自分に合った日本酒と出会ってください!