「新潟の日本酒って、ドライで味薄めよね。」
そんな偏見を持って飲んだ荷札酒。
見事に偏見を取り払われました。
めちゃめちゃモダン。流行りのモダン日本酒でした。
うまい。
✔ おすすめの人
流行のモダンな日本酒を飲んでみたい人
年間180本の日本酒を飲む私が、日本酒のリアルなレビュー、おすすめの人やシーンを紹介します!
味や香りの特徴
銘柄 | 荷札酒 槽場汲み 純米大吟醸 瓶火入れ |
酒造元 | 加茂錦酒造 / 新潟 |
特定名称 | 純米大吟醸 |
精米歩合 | 50% |
アルコール度数 | 15度 |
香りの強さ | ★★★★★ |
味の濃さ | ★★★★☆ |
甘味 | ★★★★☆ |
旨味 | ★★★★☆ |
酸味 | ★★★★★ |
キレ | ★★★★☆ |
透明感のある甘味が”今っぽい”
うん、甘いです。
口に含むと甘い!って瞬間的に感じる甘さ。
だけど、「甘うま系日本酒」とは違って「透明感がある」。
べたべた甘いんじゃなくて、透き通るような清らかな甘味。
口の中を甘味で満たしながら、小川のようにさらさら流れて行きます。
これ、わかりやすくおいしい!と感じるタイプ。
甘味の強度はめちゃめちゃ強いわけではないので、飲み飽きすることもありません。
主張強めの酸味が面白い
モダンな(=今風の、流行の)日本酒に共通する特徴である「主張強めの酸」。
日本酒において酸は昔は嫌われていました。
製造技術や保管技術が甘いとお酒は成分が変化してさんになってしまうことがあります。
そのため、昔の日本酒の酸味=質が悪い、とされていたんですね。
でも今は技術が発達してきたので、酸をコントロールできるようになり、最近ではむしろ酸味が主張するような日本酒がたくさん作られています。
酸味、美味しいです。
全体の味を引き締めてくれる効果もあるし、何より酸自体の味が美味しい!
荷札酒もそんな酸味が主張するタイプなのでぜひ体感してみて欲しいです。
喉の奥を刺激しない、優しいキレ
飲み干すときに喉を刺激せずに、すーっと静かに落ちていきます。
とても優しいです。
ただ、最後に余韻をあまり残さない、キレがあります。
「キレ」というと、2種類あると思っていて、1つ目がキリッとした刺激が最後に残って、それまでに感じていた味覚をスパッと切って終わらせるタイプ。
2つ目が、それまでに感じていた味覚が嘘みたいに舌の上から綺麗に消えるタイプ。刺激はなく単に余韻が残らない、といった印象。
荷札酒は2つ目の綺麗に消えるタイプ。
刺激がないからとても優しく、かつ、それまで感じていた味覚を残さないので、飲み疲れる事がありません。
あまりたくさんの量を飲めない人の中には、もちろんそもそもアルコールにそこまで耐性がなくて飲めない、という人も多いと思いますが、味に飽きてしまうという人もいます。
そういう人には一度試して欲しいタイプ。
気づくといつもよりも飲み進めてしまっているかも知れません。
おすすめの人:流行のモダンな日本酒を飲んでみたい人
荷札酒 槽場汲み 純米大吟醸 瓶火入れは、透明感のある甘味と、主張強めの酸味が効いてるモダンなタイプ。
「ザ・日本酒!って感じの味はちょっと苦手」
「飲みやすい日本酒が飲みたい」
という方々にぴったり。
あまり日本酒を飲み慣れていない初心者の方にも超おすすめです。
おすすめしない人:硬派で昔ながらの日本酒が好きな人
昔ながらのザ・日本酒しか好きじゃない!という方にはあまり向かないタイプ。
かなり飲みやすく、モダンで面白みのある味わいだからです。
べったり甘い味や、ツンとしたアルコール臭が欲しい方は他の銘柄のほうが向いています。
まとめ
銘柄 | 荷札酒 槽場汲み 純米大吟醸 瓶火入れ |
酒造元 | 加茂錦酒造 / 新潟 |
特定名称 | 純米大吟醸 |
精米歩合 | 50% |
アルコール度数 | 15度 |
香りの強さ | ★★★★★ |
味の濃さ | ★★★★☆ |
甘味 | ★★★★☆ |
旨味 | ★★★★☆ |
酸味 | ★★★★★ |
キレ | ★★★★☆ |
✔ おすすめの人
流行のモダンな日本酒を飲んでみたい人