「辛口の日本酒」と聞くと、
・ピリッとして口がひりひりしそう
・全然甘味や旨味がないから飲みづらい
こんなイメージがありませんか?
春鹿 純米吟醸 超辛口 生原酒はそんな一般的な辛口とは全く違う、とっても飲みやすい辛口なんです。
上品なフルーティ香、そしてキリッと辛口なんだけど不思議ととても飲みやすい。
今までの辛口の概念が覆される一品です。
✔ おすすめの人
すっきり辛口だけど飲みやすい日本酒が飲みたい人
味や香りの特徴
銘柄 | 春鹿 純米吟醸 超辛口 生原酒 |
酒造元 | 今西清兵衛商店 / 奈良 |
特定名称 | 純米吟醸 |
精米歩合 | 60% |
香りの強さ | ★★★★☆ |
味の濃さ | ★★☆☆☆ |
甘味 | ★☆☆☆☆ |
旨味 | ★★☆☆☆ |
酸味 | ★★★★☆ |
キレ | ★★★★☆ |
春鹿は、奈良の酒蔵、今西清兵衛商店さんの代表的な銘柄です。
春鹿の超辛口はいくつか種類があります。(21年6月現在)
- 純米 超辛口:
代表的な銘柄 - 純米 超辛口 中取り限定品:
代表的な銘柄である超辛口の中取り品 - 純米 超辛口 しぼりたて:
冬の限定品(1月~) - 純米吟醸 超辛口 生原酒:
春の限定品(4月~) - 生もと仕込純米 超辛口 生原酒 青乃鬼斬:
夏の限定品(7月~)
その中でも今回は4月からの限定品をご紹介。
春鹿 超辛口シリーズの中で今回紹介する純米吟醸 超辛口 生原酒は「吟醸酵母を使って上品な香りを引き出している」のが特徴。
「普通の辛口もちょっと飲みづらいのに”超辛口”なんて飲めないよ、、、」
そう思った方、春鹿の超辛口はそこらへんの(と言ったら失礼ですが)辛口とはわけが違います。
「超辛口」!ってものすごく強くて飲みづらそうだけど、全くそんなことないんです。
しっかり辛口。でも不思議と飲みやすい
辛口日本酒の良いところは、べたべたした甘味がなくすっきりしている、アルコールの刺激がしっかり感じられる、という2点だと思います。
春鹿 純米吟醸 超辛口 生原酒はそんな「辛口のいいとこ取り」をしています。
「辛口なんだけど飲みやすい」
キリッとすっきりしているけど、最低限のほんのりした甘味と旨味が支えてくれるので口当たりがピリピリしません。
飲んでいる最中も、すっきり感とアルコールの刺激感は感じつつもどこか優しさがあります。
フルーティな香りが強く感じられる
フルーティな香りを引き立たせるには、吟醸酵母と呼ばれる、フルーティな香りを立たせるのに向いた酵母で発酵させるのが一般的。ところがこの吟醸酵母、発酵力が弱いため辛口の日本酒造りには向かないとされてきました。
つまり、「フルーティ」と「超辛口」は両立しづらいのです。
しかし今回の春鹿、蔵元さんの挑戦によって吟醸酵母で超辛口を実現しました。
結果、「フルーティ」と「超辛口」をうまく両立しています。
グラスに注いで鼻を近づけると、フルーティで上品な香りが鼻の奥を包みます。
飲むたびにこの吟醸香が漂い幸せな気分。辛口のキリッと舌味わいともベストマッチです。
最後にきゅーっと酸味と刺激が来る
飲み干すときに、酸味とアルコール由来の刺激がきゅーっ!とします。なんせアルコール度数18度ですから。(一般的な日本酒のあるコール度数は15-16%)
強いお酒が好きな方にはこの刺激がたまらないです。私もその一人。
おすすめの人:すっきり辛口だけど飲みやすい日本酒が飲みたい人
春鹿 純米吟醸 超辛口 生原酒は文字通り超辛口。日本酒度は+10です。一般的な日本酒度は-3~+3なので数値からもいかに辛口であるかがわかります。
すっきりした味わいと強めの刺激が楽しめます。
さらに、一般的な辛口の日本酒はあまりにも甘味や旨味が少なすぎてちょっと飲みづらいものがほとんどです。
一方、春鹿 純米吟醸 超辛口 生原酒は適度に甘味や旨味も感じるのでとても飲みやすいです。
辛口で、しかも飲みやすい日本酒を探している方にはぴったりです。
おすすめしない人:甘うま系の日本酒が飲みたい人
春鹿 純米吟醸 超辛口 生原酒は超辛口です。甘味と旨味が強い、いわゆる「甘うま系」の日本酒が好きな人には向きません。
とはいえ、春鹿 純米吟醸 超辛口 生原酒はかなり飲みやすい方なので一度試して見る価値ありです。
まとめ
銘柄 | 春鹿 純米吟醸 超辛口 生原酒 |
酒造元 | 今西清兵衛商店 / 奈良 |
特定名称 | 純米吟醸 |
精米歩合 | 60% |
香りの強さ | ★★★★☆ |
味の濃さ | ★★☆☆☆ |
甘味 | ★☆☆☆☆ |
旨味 | ★★☆☆☆ |
酸味 | ★★★★☆ |
キレ | ★★★★☆ |
✔ おすすめの人
すっきり辛口だけど飲みやすい日本酒が飲みたい人