削ってないとだめ?精米歩合と味の関係

日本酒の選び方

お米は削れば削るほど、美味しいお酒になる?
お米をどのくらい削ったかを表す「精米歩合」。
精米歩合と味の関係についてご紹介します。

結論:あまり意識しなくてもOK

精米歩合とは、そのお酒が「どのくらい削ったお米で造られたか」ということを表しています。

一昔前は削れば削るほど雑味がなくおいしいお酒、と言う目安になっていました。

しかし、今は技術が発達してきたおかげで、
そこまで削ってなくても美味しいお酒がたくさん出ています。

精米歩合とは

どのくらい削ったお米でお酒を造るか

お酒作りに使われるお米を酒米と呼びます。
私たちが普段食べているご飯用のお米とは違った品種が使われることが多いです。

「お米は糖質」という認識が強いかと思います。
健康食品メーカーなどのCMでも糖質オフの代表としてお米が挙げられていますよね。

実はお米には糖質に加えて、タンパク質、脂質も含まれているんです。

タンパク質、脂質は特にお米の外側に豊富に含まれます。
それらの成分を含んだままお酒にしてしまうと余計なアミノ酸や香気成分が発生して雑味につながります。

精米歩合は、削るほど数値が下がっていきます。

  • 100(まったく削っていない):玄米
  • 95(外皮のみを削った):普段のご飯
  • 70〜(お米の外側を削った):日本酒造り用

削りすぎると個性がなくなる

冒頭でお話しした通り、実は最近、個人的には精米歩合をあまり意識していません。

確かに、あまり削ってないお米でお酒を造ると雑味が出やすいですが、他の工程で雑味を押さえたりとったりすることもできます。

むしろお米を削りすぎると、そのお米が持つ個性的な味や香りが削ぎ落とされてしまい、個性がないお酒になってしまう印象があります。

精米歩合70%(外側の30%を削って70%残した)くらいだと雑味が強いお酒にあったってしまう可能性は高くなりますが
60%以下くらいなら美味しい銘柄がたくさんあります。

そんなに削ってなくてもおいしい銘柄

精米歩合がそんなに低くなくても美味しい銘柄を2つご紹介します。

AKABU 赤武(あかぶ)純米吟醸

岩手県 赤武酒造株式会社 赤武【あかぶ】 純米酒 720ml 【日本酒】 お酒

価格:1,430円
(2021/2/2 19:44時点)

岩手県 赤武酒造株式会社 赤武【あかぶ】 純米酒 720ml 【日本酒】 お酒

春鹿(はるしか)純米吟醸

春鹿 純米吟醸しぼりばな720ml[奈良県](クール便扱い)

価格:1,485円
(2021/2/2 19:54時点)

春鹿 純米吟醸しぼりばな720ml[奈良県](クール便扱い)

まとめ

そのお酒が「どのくらい削ったお米で造られたか」ということを表すのが精米歩合でした。

精米歩合○○%の数値が低くなるほど削っています。

精米歩合60% まあまあ削っている
精米歩合50% 結構削っている
と言う感じです。

一般的に削れば削るほど(=精米歩合が低くなるほど)雑味がなくなります。
しかし、その一方でその酒米が持つ個性も削ぎ落とされてしまい
独特の甘味や旨みが感じられなくなってしまします。

最近はそこまで削っていなくてもおいしい銘柄がたくさんありますので、日本酒らしさを味わってみたい方はぜひ精米歩合高めの銘柄も選んでみてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました