【バランス良し】爽やかでチャーミングな「ちょうど良さ」。甲子（きのえね）夏吟醸

2021年5月24日2024年8月31日

今年の夏酒、何を飲むかもう決めましたか？
甲子(きのえね)夏吟醸は飲まないと損ですよ。

✔ おすすめの人
夏の晩酌に合う爽やかな冷酒を探している方

年間180本の日本酒を飲む私が、日本酒のリアルなレビュー、おすすめの人やシーンを紹介します！

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味や香りの特徴

「冷やが、旨い」

初夏の時期にこんな魅力的なキャッチコピー見たら買うしか無いです。
吟醸酒（＝アルコール添加）なのですが、しっかり個性がある、しかもバランスが良い味わいでした。個人的にはアルコール添加はバランスが整うのでおすすめです！

透明感がありつつ爽やか、口当たりはまろやかでずーっと優しいです。刺激はあまり感じないタイプです。

「夏酒」と聞くと、ピチピチジューシーで軽快、少し尖った印象を持つかもしれませんが、夏酒は意外にこういうタイプなんですよね。口当たりがまろやかで、割としっかり味がする。
甲子（きのえね）夏吟醸は、夏酒の優等生という感じです。

生酛造りのようなぶっとんだ酸味ではなく、とても親しみのあるチャーミングな酸味です。ヨーグルトの酸味みたいなイメージです。とはいえ、ヨーグルトのような風味がするわけではなく、子供の頃から慣れ親しんできたおいしい酸味、という感じです。

この酸味がキーになっています。口当たりがまろやかな日本酒は、味がぼやけてしまうことがあるのですが、この酸味がある事によって引き締められているので、2杯目をおかわりしても飲み飽きしません。

甘味は、飲みやすさ損なわない程度には感じるけれど、主張することはないです。旨味と酸味が主役を演じられるように、縁の下の力持ちのような役割をしてるイメージです。

そして、味はしっかり濃い。旨味＋酸味でジューシーさが醸し出されて個性を感じる味わいです。

吟醸酒なのにここまで味濃く造られているのは驚きです。

甲子（きのえね）夏吟醸は夏の晩酌にぴったりです。
おすすめの飲み方は「ロック」。
酒器に日本酒を注ぎ、氷を入れてみて下さい。
ピチピチとした酸味、旨味が跳ねて、ジューシーさが際立ちます。
バランスが良いので、おつまみの種類を選びません。

夏の暑い時期にバランスの良いジューシーさが嬉しいです。

バランスが良いタイプなので、おすすめしない人は特にいません。
強いて言えば、超甘口、超辛口、尖った酸味など、かなり個性があるというか、クセが強い日本酒が飲みたい方にはおすすめしません。