微発泡を通り越した「しゅわしゅわ」日本酒。
シャンパンの代わりに飲めるんじゃないかというくらいの華やかさ。
そして精米歩合80%なのに驚きの透明感。
初心者の方はむしろこういう華やかで透明感があり、飲みやすいタイプがおすすめです。
精米歩合が高いのでお値段もお手頃という優勝感。
✔ おすすめの人
甘いサワーやカクテルが好きな日本酒初心者
味や香りの特徴
銘柄 | 風の森 露葉風 807 |
酒造元 | 油長酒造 / 奈良 |
特定名称 | 純米酒 |
精米歩合 | 80% |
香りの強さ | ★★★★★ |
味の濃さ | ★★★★★ |
甘味 | ★★★★☆ |
旨味 | ★★☆☆☆ |
酸味 | ★★★★☆ |
キレ | ★☆☆☆☆ |
最近SNSで人気の「風の森」。人気の理由がわかります。
微発泡、フルーティ、甘酸っぱい。
流行りの要素を押さえた日本酒でした。
風の森はいろいろな銘柄が発売されていますが、いずれも”超低温で長期間発酵を進めることでお米の個性を最大限に表現”しているとのことです。
「露葉風」とは奈良県のみで生産される酒米。お米中心部が大き伊野が特徴で、この酒米を使った日本酒はふくよかな甘味、旨味のバランスが絶妙になるそうです。
微発泡を通り越した「しゅわしゅわ」
最近、微発泡の日本酒が増えていますね。繊細な泡が舌を心地よく刺激してとても飲みやすく、アクセントにもなります。
チューハイやカクテルの延長で飲むことができるので初心者にもおすすめです。
「風の森 露葉風807」はそんな微発泡日本酒に位置づけられますが、その中でもトップクラス。もはや「微発泡」ではなく「発泡」と言ってもいいくらい。
風の森を飲んだことがある方はわかると思いますが、ビンのフタを初めて開けるときに「ぽん!」と大きな音がなります。しっかり押さえていないとフタが飛んでいってしまうことも。
口に含むと「しゅわしゅわ!」。まるでソーダ水を飲んでるみたい。グラスの内側には、コップに炭酸を注いだときのようなぷちぷちとした気泡が。そのくらいしっかり泡が含まれています。
透明感があって甘酸っぱいので、このしゅわしゅわ感と相性がよく、大人のソーダという感じです。
うっとりするようなフルーティ香と甘酸っぱさ
おしゃれな香りがするー!
鼻を近づけると、ふわーっと強めにフルーティ香が香ります。お花とかフルーツ以上の、もはややばいくらいの芳香です笑
クセになりそう。
そして、甘酸っぱい!
まるでラズベリーのような、華やかな甘味+ピチピチした酸味。
え?削ってないのにこの透明感?
精米歩合80%というと、日本酒では間違いなくトップレベルの高さ。だいたいは50-60%なので驚異的です。ちなみに、玄米が100%、普通に食べるご飯が90%なので、80%は普通に食べるご飯を少し削ったくらいのレベルです。
普通ならかなり臭みや独特の芋っぽい風味が出て、色味も少し黄ばみます。
なのに、「風の森 露葉風807」は圧倒的な透明感。
グラスに注いでも全く黄ばんでいません。
飲んでみても臭みなんて何の話?という感じ。
甘酸っぱい味わいを邪魔することがありません。
おすすめの人:甘いサワーやカクテルが好きな日本酒初心者
「風の森 露葉風807」は初心者にとても飲みやすい日本酒です。日本酒にしては強めの発泡感があるので、普段飲んでいるお酒がサワーだよという方も抵抗なく飲めると思います。
また、華やかな味なので家飲みのお土産にシャンパンの代わりとして持っていっても喜ばれます。
おすすめしない人:淡麗辛口、昔ながらの日本酒が好きな人
「風の森 露葉風807」は微発泡、フルーティ、甘酸っぱいというかなりモダンな日本酒です。淡麗辛口や、昔ながらの濃厚で日本酒らしい風味のある味が好きな方には向かないかも知れません。
まとめ
銘柄 | 風の森 露葉風 807 |
酒造元 | 油長酒造 / 奈良 |
特定名称 | 純米酒 |
精米歩合 | 80% |
香りの強さ | ★★★★★ |
味の濃さ | ★★★★★ |
甘味 | ★★★★☆ |
旨味 | ★★☆☆☆ |
酸味 | ★★★★☆ |
キレ | ★☆☆☆☆ |
✔ おすすめの人
甘いサワーやカクテルが好きな日本酒初心者